システム開発のコガソフトウェア株式会社（本社：東京都台東区、代表取締役：古賀 詳二）は、石川県小松市で実施される「新しいモビリティサービスの社会実装に向けた実証実験」の予約・運行管理システムとして「孝行デマンドバス」を提供し、実験を支援します。

本実証実験は、令和元年7月に小松市（市長：和田 愼司）と日野自動車株式会社（本社：東京都日野市、代表取締役社長：下 義生）及び株式会社ローランド・ベルガー（本社：東京都港区赤坂、代表取締役社長：長島 聡）が締結した「地域公共交通を活かした魅力あるまちづくりに関する協定」に基づき実施されるものです。

令和元年度における取組みとして、高齢化の進行や就労形態の多様化、公共交通における運転手不足などの諸情勢を踏まえた、新しいモビリティサービスの社会実装に向け、小松市内の２地区をモデルとして、次の実証実験が予定されています。

超高齢社会の到来を控え、今後、自家用車主体の生活形態からの緩やかな転換を求められてくることが予想されています。そのような状況のもとでも、市民の日常生活や社会生活が円滑に営まれ、もっと便利になるよう、自家用車への依存度が比較的高いと思われる郊外部の地区において、地域生活における新しい移動手段の実現可能性を探ります。



市内の工業団地周辺では、ピーク時には渋滞が見られるだけでなく、各企業では広大な駐車スペースの確保が必要となっています。さらに、高齢者や障がい者雇用の拡充、日本の運転免許を持たない外国人従業員の増加といった社会環境の変化に対応するため、新しい通勤手段となるモビリティサービスの実現可能性を探ります。




オンデマンド交通サービス「孝行デマンドバス」は、フルデマンド・セミデマンドの運行モードに対応する、世界で唯一のハイブリッドデマンド交通SaaSです。オートルーティングアルゴリズムによってオペレータの配車計画を支援するとともに、運行指示はドライバー向け車載器に連携されます。この車載器Androidタブレットは、SIM経由でクラウドと通信します。クラウドに蓄積された運行データは、レポーティングダッシュボードにより、多面的かつ手軽に分析できます。